表題登記の申請期限と、工事途中の申請について
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測量・登記の事ならあおば土地家屋調査士事務所へご相談ください!
この記事では「表題登記の申請期限と、申請可能時期」についてご案内いたします。
01.表題登記、いつまでに行うの?
建物表題登記は「建物の所有権を取得してから1カ月以内」に行う事が義務付けられていますが、実務上は決済日(最終代金支払い時)までに登記を完了するケースが大半となっています。
これは住宅ローンが関係しており、決済同日に「所有権保存」や「抵当権設定」といった登記を申請出来る様、事前準備として表題登記を完了させておく必要が有るためです。お金を借りるための契約(金銭消費貸借契約)までに仕上げる事が一般的です。
自己資金で建築費用を支払う場合は、原則通り「建物の所有権を取得してから1カ月以内」で問題ございません。
「所有権を取得してから」とは、残代金を支払い、鍵や引渡書類を受け取った日からとなります。
自己資金の場合は銀行やハウスメーカーから急かされることが無いので、登記を忘れないようご注意ください。
02.工事途中の表題登記
不動産登記規則第111条にて「建物は、屋根及び周壁又はこれらに類するものを有し、土地に定着した建造物であって、その目的とする用途に供し得る状態にあるものでなければならない。」と記載されています。
建物表題登記は工事完了後に申請する事が原則ですが、上記のような理由で完工前の登記が必要なケースが有ります。
ではどの程度まで工事が進んでいれば表題登記が可能であるか、新築住宅の場合の具体的な目安は下記の通りです。
表題登記が可能な工事の進捗目安
外装 | 外壁材が貼られていて、足場が外れている。(防水シートむき出しでは登記できません) |
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内装 | クロス、フローリングの施工が終わっている。(養生が貼ってあっても、施工してある事が確認できれば問題ございません) |
設備 | トイレ、キッチン、お風呂の設置が完了している。 |
管轄する法務局によって判断に差がありますので、あくまで目安としてご参考ください。
設備や内装が仕上がっていて、外壁足場だけ外れていない場合など、すべて満たさなくても申請が通る場合はございます。
なお、建物用途が事務所や倉庫の場合は、お風呂やキッチン等が不要ですので設備の判断基準が異なります。
03.表題登記はあおば事務所へ
新築で必要書類がきっちり揃っていれば、登記申請から1~3日で登記完了します。
ご相談の際は、工事の進捗状況といつまでに登記が必要であるかお伝えいただけるとスムーズです。
岡山の表題登記はあおば事務所へお気軽にお問い合わせくださいませ。
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